1925年(大正14年)沖縄県に出生される

1933年(昭和8年)8才より佐渡山安恒先生

1937年(昭和12年)岸本祖孝先生に師事し空手を修行される。

1945年(昭和20年)第2次世界大戦での海軍特攻隊員として生と死の極限状態を体験されたことで、従来の技法に深い疑問を持たれ、故郷沖縄の孤島にこもり自信の肉体を実験台として技法を研究され、そこから体の旋、捻、変、転という玄制流空手道の基本原理に基づく技法が創作され、ここに3次元の運動空間に適応できる実技が創作され体系化された。

1953年(昭和28年)玄制流空手道を創始、公称。宗家最高師範として東京を中心に大学、自衛隊、企業の他、積極的に道場を開設し、約10年間にわたり、指導者養成と共に全国組織へと発展する成果を挙げられた。

1965年(昭和40年)それまでの研究成果としての実技変化は、当然他の伝統流派とは対立するものとなり、この年、新武道としての躰道が創始され空手界と完全に袂を分かち日本躰道協会会長宗家として国内はもとより広く海外にも普及活躍された。

2001年(平成13年)11月26日急性心不全により急逝されその天才武道家としての生涯を閉じられた。享年76才合掌。

<1988年現代書林発行 祝嶺正献著 ”躰道概論” 著者略歴参照>