視覚・聴覚・触覚を使う5つの練習法! スペイン式で動きの質を変える!!

昨年11月11日(火曜日)午後7時半、国際玄制流空手道連盟武徳会・大泉道場にどよめきが起こった。 土佐邦彦会長宗家に「ぜひ指導を受けたい」とスベイン代表2名(共に世界王者獲得の経験有)&女子監督が訪れたのだ。 その模様をレポートしていこう。


土佐邦彦氏、裂帛の基本

では、早速レポートを開始しよう。

各自が準備体操を終えた後、まずは土佐邦彦氏(写真1参照)の気合いほとばしる下記の基本が30分間にわたって行われた(写真2参照)

写真1 写真2

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その1 視覚を用いた練習

そして、スペイン代表の指導が始まった。今回訪れたメンバーは、次の4名(写真3参照)

写真3

世界大会直前ということで、限られた時間ではあったが、「日本の皆様と触れ合うことは私たちの喜び」と惜しげもなく、技や練習法を公開してくれた。
順を追って説明していこう。
まずは、3人組となる(写真4参照)
真ん中に立った人間は動かず、中心となる。
そして、Aの動きをBが真似をする(写真5〜10参照)
「鏡のように同じステップ、同じ分だけ動いて下さい。常に3人が一直線上になること。
これから行うトレーニングは、反射神経・動体視力・目と手の協調動作などを高めるトレーニングです」(リーノ)

写真4

写真5 写真6
写真7 写真8
写真9 写真10

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その2 聴覚を用いた練習

次は、聴覚から入った号令に反応して動く練習を行う。
「はじめに1は順突き(写真11参照)、2は逆突き(写真12参照)、3は前足の蹴り(写真13参照)、4は後ろ足の蹴り(写真14参照)、5はスイッチ(写真15・16)と決めておく。
そして、指導者が数字を言いますので、耳に号令が飛び込んできたら、すぐに反応して下さい」(リーノ)
慣れてきたら「3・2(写真17〜19参照)」「3・4(写真20・21参照)」。さらに3つ以上の「3・5・4」「5・3・2」などと組み合わせて、動きを磨いていく。
「数字なので、連続した場合、慣れるまで反応が難しいと思いますが、頑張ってみて下さい。
熟練者は、上段・中段・廻し蹴り・裏廻し蹴りなどを意識的に使い分けて下さい」(オスカル)

写真11 写真12 写真13 写真14 写真15 写真16

写真17 写真18 写真19

写真20 写真21

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その3 視覚&聴覚を用いた練習

その1と2のミックス。中心にいる動かない人物が、先程の“その2聴覚を用いた練習”で決めた号令をかける。
それに反応して、A・Bが動く&攻撃(写真22〜30は、3→2の例)。
「攻撃後はバランスを保ち、すぐさま一直線になるように(写真31参照)。パートナーよりも素早く反応すること、 瞬発力を意識して下さい」(セサル)

写真22 写真23 写真24 写真25 写真26 写真27 写真28 写真29 写真30

写真31

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その4 触覚を用いた練習(1)

今度は触覚に反応した練習を行う。先ずは3つのルールを決める。

  1. 外から手を触られたら、前足の上段廻し蹴り(写真32〜35参照)
  2. 内から手を触られたら、逆突き(写真36〜38参照)
  3. 足払いされたら、後ろ廻し蹴り(写真39〜44参照)

写真32 写真33 写真34 写真35

写真36 写真37 写真38

写真39 写真40 写真41 写真42 写真43 写真44

触る方は、フリーで触っていく。触られた方は、すぐさま反応する(高く蹴れない人は低くてもOK)。
「慣れてきたら、1回だけでなく、複数回触ってもらいましょう。
例えば、2→1(写真45・46参照)だと、中段逆突き→上段廻し蹴り(写真47〜49参照)
2→1→3(写真50〜52参照)=中段逆突き→上段廻し蹴り→後ろ廻し蹴り(写真53〜58参照)といった具合です」(リーノ)

写真45 写真46

写真47 写真48 写真49

写真50 写真51 写真52

写真53 写真54 写真55 写真56 写真57 写真58

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その5 触覚を用いた練習(2)

その4をさらに発展させる。
今度は触った方が相手の技に反応し、反撃を行う。

  1. 外から手を触ったら、逆突きのカウンター(写真59〜63参照)
  2. 内から手を触ったら、斜めに捌きながら、スイッチして逆突き(写真64〜71参照)
  3. 足払いをしたら、後ろ廻し蹴りに合わせて伏せ、水面蹴り(写真72〜77参照)

写真59 写真60 写真61 写真62 写真63

写真64 写真65 写真66 写真67 写真68 写真69 写真70 写真71

写真72 写真73 写真74 写真75 写真76 写真77

「水面蹴りを行う時は、写真78の部分を用いて下さい。
もちろん、慣れてきたら、1〜3を連続&組み合わせて行って下さい(写真79〜91参照)」(本幡)

写真78

写真79 写真80 写真81 写真82 写真83 写真84 写真85 写真86 写真87 写真88 写真89 写真90 写真91

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セミナー終了後、土佐氏は「我々とは反射神経・スピードに関して、非常に差があると感じた。 日常の訓練の相違ではないかと思う。今回のセミナーは得るものが多く、会員の間からも『参加できて良かった。 非常に参考になり、感謝している』と多くの意見が寄せられた。
また頭の切り替えによって、十分に対応できるし、戦えるだろうと感じることもできた。
スペインの皆様、本当にありがとうございました」と語った。

集合写真1
集合写真2
セミナーに参加した玄制流の皆さん。約50名が参加した。